長崎県諫早市の歯医者
諫早駅前歯科です。
歯の構造についてご紹介します。
諫早駅前歯科ではわかりやすい説明を心がけていますが歯科の世界は専門用語が多く、どうしてもわかりにくくなってしまう時もあります。そこで患者様に歯の構造を知っていただきたく、また参考にできるページにしてもらいたく思います。
歯の構造がわかっていると虫歯予防の方法や治療の目的がよくわかるようになります。是非最後までみていってください。
目次
【歯は大きく3つの構造でできている】
歯は分かりやすく分けると3つの構造でできています。
- 体の中で一番硬いエナメル質
- 歯を形作る象牙質
- 血管や神経のお部屋、歯随
エナメル質・象牙質・歯髄からなります。
【エナメル質】
歯の一番外側にあります。
その硬さは人間の体の中で一番硬くダイヤモンドと同じくらいの硬さと言われています。
ツルツルしていて汚れがつきにくいです。刺激を通しにくいです。
《エナメル質が関係するトラブル》
〔酸により溶けてしまいます〕
- 虫歯菌が出す酸
- 酸性度の高い食べ物や飲み物
- 嘔吐
これらがエナメル質をとかしてしまう酸です。
〔歯ぎしりや食いしばり〕
歯ぎしりや食いしばりでエナメル質に亀裂が入ることがあります。その亀裂は目に見えないほどですが虫歯のできるスタート地点になることが多いです。また、歯ぎしりや食いしばりがひどい人や長年歯ぎしりや食いしばりをしている人はエナメル質がすり減ってしまい歯の形が変わってしまう人もいます。
〔打撲などの怪我〕
野球のボールが当たったり転んで顔から倒れたりすると歯が欠けてしまうことがあります。エナメル質が欠けると目に見えない亀裂ができ虫歯になりやすくなります。ギザギザするのが気になり舌で触ってしまいヒリヒリしたり傷をつけてしまう可能性もあります。
【象牙質】
歯の大部分を占めます
象牙細管と呼ばれるストローのような構造が集まってできています。なのでエナメル質とは違って刺激を通しやすく汚れもつきやすいです。
《象牙質に関連するトラブル》
〔虫歯〕
エナメル質を通り過ぎた虫歯は象牙質まで到達します。象牙質まで達した虫歯はとても広がりやすいです。エナメル質の虫歯は大きくなりにくいので見た目には大きくない虫歯でも神経を取らないといけないほど大きな虫歯であることもあります。
〔知覚過敏〕
歯周病などで歯茎が下がるとエナメル質に覆われていない象牙質が露出してしまいます。実は象牙質は刺激を通しやすいので露出すると知覚過敏になる方が多いです。
〔歯ぎしりやくいしばり〕
エナメル質にも影響があるように歯ぎしりや食いしばりは象牙質にも影響します。歯ぎしりや食いしばりによる力は歯茎沿いのところに集中してしまいます。その結果歯茎沿いの象牙質が欠けてしまうことがあります。象牙質が欠けるとそこが知覚過敏の原因になることもよくあります。
【歯髄】
歯医者さんでうける説明の中では歯の神経と呼ばれることが多いです。
歯に栄養を与える血管と神経がある空間です。歯の中心にあります。
《歯髄が関連するトラブル》
〔虫歯〕
虫歯が大きく歯髄まで到達すると痛みが出てきます。敏感な人は歯髄に到達する前に違和感を感じる人もいます。虫歯で違和感を感じる場合には歯髄が関係してくるほどの虫歯であることが多いです。
〔外傷や打撲〕
転んで歯を打った際にも歯髄に影響が出ることがあります。怪我をしたその時に影響があることは少ないのですが、時間が経って歯髄に影響が出て痛みや歯の変色が起こることがあります。中には数年後に出てくる場合もあります。
〔歯の寿命〕
歯髄は歯の寿命に大きく影響します。歯髄がなくなると途端に歯は脆くなり割れやすくなります。割れてしまった歯は抜歯が必要となることが多いです。
まとめ
今回の記事は歯の構造に関するお勉強のような記事でした。歯医者さんでの説明でわかりにくいことがあったときなどにぜひ参考にされてください。