寒くなってきて乾燥する季節になってきました。
お肌の乾燥には敏感で保湿や洗顔に気を配りますがお口の中はどうでしょうか?
実はお口の中が乾燥していると様々な問題が生じてしまいます。
今回の記事の中ではお口の中の乾燥が起こす問題とその解決法について御紹介いたします。
目次
この記事の内容
- 口が乾燥するとこんなトラブルを引き起こす
- お口の乾燥予防法・解決法
口が乾燥するとこんなトラブルを引き起こす
- 虫歯になりやすくなる
- 歯周病になりやすくなる
- 口臭が強くなる
- 歯に着色しやすくなる
- ご飯が食べにくくなる
- 味を感じにくくなる
- ベロが痛くなる
唾液の働き
- お口の中の汚れを洗い流してくれる
- 食べ物をまとめてくれる
- 殺菌作用、抗菌作用を持っている
- 虫歯になりかけた歯を治してくれる(歯の再石灰化)
口が乾くとおこる嫌なこと
口が臭くなる・口臭がきになる
普段は何ともないのに今日は何だかお口が臭うなということはないでしょうか?
それは朝の寝起きや緊張しているとき、運動しているときや疲れているときではないですか?
これらのシーンに共通してお口が乾燥しているということがわかっています。
口臭にも唾液が関わってきます。唾液が少なくなるとお口の中には細菌が多くなってしまいます。このお口に残った細菌が強いにおいを発しているのです。
歯に色がついて見た目がきになる
お口の中は毎食様々な食べ物が入ってきます。夏にはカレーライスや麦茶、優雅な夜にはワインに食後のコーヒー、食べ物にはお口の中に色を付けるものがたくさんあります。
食後に歯磨きを行えば歯に色はつかないのですが完璧に歯みがきを行うことはとても困難です。少しの磨き残しでもお口が乾燥していれば歯も乾燥し歯に色がこびりついてしまいます。これがお口が乾燥している人の歯に色が付きやすい原因です。
ご飯が食べにくくなる
唾液はよく噛んでバラバラになった食べ物をまとめる働き、喉の奥に運ばれやすくする働きをします。その唾液が少なくなるとむせたり飲み込みにくくなってしまいます。ぱさぱさする食べ物を食べたときのことを想像すると分かりやすいですね。
ベロが痛くなる、味を感じにくくなる
お口の中が乾燥するとベロも乾燥しひび割れのようになります。そうなるとベロはひりひりするような痛みを感じることがあります。ベロの味を感じるセンサーの部分に味が到達しにくくなるので食べ物をおいしく感じることが難しくなってしまいます。
お口の乾燥予防法・解消法
お口が乾燥する原因
- 唾液が少なくなる
- 口呼吸をしている
お口を潤す方法
- マッサージ
- 保湿ジェル
- 鼻呼吸
唾液が少なくなる原因は加齢による唾液腺の萎縮、シェーグレン症候群、お薬の副作用などです。病院で相談をしてみるか唾液腺マッサージが有効です。そのほかにもお口の中を潤す保湿ジェルもあります。唾液腺マッサージ、保湿ジェルに関しては今後の記事でご紹介します。
口呼吸もお口が乾く原因です。口で呼吸をするとお口に風が行き来します。そうすると当然お口は乾燥しますね。口呼吸はお口の乾燥だけでなく様々なトラブルを引き起こすもとです。口呼吸に関する詳しいことは次回のブログで紹介しますのでぜひそちらも見てください。インスタグラムにもお口の乾燥や口呼吸に関する内容もありますのでそちらもおすすめです。
お口が乾燥すると不快なだけでなく体にとっても悪影響です。いろんな方法を試して何とか解消したいですね。
諫早駅前歯科 歯科医師 米山