こんにちは長崎県諫早市永昌東町の歯医者 諫早駅前歯科です。
「歯は一生もの」とはよく言いますが、年齢を重ねるごとに、お口の健康状態は変化していきます。おお子様の成長は、あっという間です。その成長に寄り添い、お口の健康を守ることは、健やかな発育を促す上で非常に重要です。
今回は、お子様の成長に合わせたお口のケアと、近年注目されている「ポカン口」について詳しく解説します。

目次
1. 乳歯が生え始めたら(0歳~2歳)
歯磨き: このころのお子さん自身での歯磨きの目的は歯磨きの習慣づけと歯ブラシをお口に入れることに慣れることです。歯が生える前からシリコン製のはがためを使用することも効果的です。
仕上げ磨き: お子さまの歯についたプラークを除去できるのは大人です。仕上げ磨き用の歯ブラシを用意して仕上げ磨きをしてあげてください。仕上げ磨きは単に汚れを取るだけでなく新しく生えてきた歯など変化を楽しむことやお子さまとの触れ合いの時間として楽しんでください。のどの腫れや舌の汚れ方などで体調の変化にも気が付けることもありますのでお口全体をよく見るようにしましょう。仕上げ磨きに不安がある方は歯科医院で指導を受けることをお勧めします。
フッ素: ご自宅での歯磨きの際に正しい量のフッ素を使用することで虫歯予防を行いましょう。
2. 乳歯列完成期(3歳~5歳)
歯磨き: 歯ブラシをかまずに使えるようになりたい時期です。決まった時間歯磨きができるようになりましょう。ポケモンスマイルなどのアプリを使用することもお勧めです。
仕上げ磨き: まだ磨き残しが多い時期なので、仕上げ磨きはしっかり行いましょう。歯の生えかわりはない時期ですが顎が成長して歯と歯の間の隙間ができてくる時期です。歯と歯の間にすき間がない場合には大人の歯に生え変わる際にガタガタの歯並びになってしまうことが多いので歯科医院に相談しましょう。
フッ素: ご自宅でのフッ素入り歯磨き粉の使用と歯医者さんでのフッ素塗布をお勧めします。
生活習慣: 飲食回数は虫歯のなりやすさに大きく影響します。1日におやつを2回以上食べる場合にはむし歯リスクがぐっと上がりますので注意が必要です。
3. 混合歯列期(6歳~12歳)
歯磨き: 生え始めの永久歯は虫歯になりやすい時期です。歯ブラシの持ち方や歯ブラシの当て方を意識して歯磨きができるように練習をしましょう。
仕上げ磨き: 10歳くらいまでは仕上げ磨きを行うことが推奨されています。6歳臼歯は虫歯になりやすく気が付きにくい歯ですので仕上げ磨きの際に特によくチェックする必要があります。
フッ素: ご自宅でのフッ素入り歯磨き粉の使用と歯医者さんでのフッ素塗布をお勧めします。
生活習慣:お口ぽかんや猫背などの姿勢に注意しましょう。歯並びに影響を与えることが知られています。
4. 永久歯列完成期(13歳~)
歯磨き: 仕上げ磨きはなく自身で磨くようになる時期です。磨き残しをチェックして自分のはみがきの癖や弱点を確認し上手に歯磨きができるようになりましょう。
歯科検診: 定期的な歯科検診を受け、虫歯や歯周病を予防しましょう。
生活習慣: バランスの取れた食生活を送り、規則正しい生活習慣を送りましょう。

近年増加中!「ポカン口」とは?
お子さんの口がいつもポカンと開いていませんか?それは「ポカン口」かもしれません。ポカン口は、見た目の問題だけでなく、お子さんの成長や健康にも悪影響を与える可能性があります。
ポカン口の原因
鼻づまり: アレルギー性鼻炎や蓄膿症などで鼻が詰まっていると、口で呼吸をするようになります。
口周りの筋力低下: 普段から口をしっかり閉じることが少ないと、口周りの筋肉が衰え、口が開きやすくなります。
指しゃぶり・おしゃぶり: 長期間の指しゃぶりやおしゃぶりは、口周りの筋肉の発達を妨げ、ポカン口の原因になることがあります。
姿勢の悪さ: 猫背など、姿勢が悪いと口が開きやすくなります。
ポカン口の悪影響
口呼吸による悪影響: 口呼吸は、ウイルスや細菌が体内に入りやすく、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。また、口の中が乾燥し、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
顔つきの変化: ポカン口が続くと、口周りの筋肉がたるみ、顔つきが変わることがあります。
歯並び・噛み合わせの悪化: 口呼吸によって舌の位置が下がり、歯並びや噛み合わせが悪くなることがあります。
睡眠時無呼吸症候群: ポカン口は、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。いびきをかきやすくなります。
集中力・運動能力の低下: 舌の位置が下がることで睡眠中に酸素不足になりやすく睡眠の質の挺あを招きます。その結果集中力や運動能力の低下につながることがあります。
アレルギー疾患・喘息の悪化: 口呼吸は、アレルギー物質や刺激物を直接吸い込むため、アレルギー疾患や喘息を悪化させる可能性があります。
ポカン口の改善方法
原因の除去: 鼻づまりが原因の場合は、耳鼻咽喉科を受診し、治療を受けましょう。
口周りの筋肉トレーニング: 割り箸を使ったトレーニングや、あいうべ体操などで、口周りの筋肉を鍛えましょう。
姿勢の改善: 姿勢を正すことで、口が閉じやすくなります。
生活習慣の見直し: 指しゃぶりやおしゃぶりをやめ、バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけましょう。

歯医者さんと一緒にポカン口改善!
お子様のポカン口が気になる方は、お気軽にご相談ください。専門のスタッフが、お子様の状態を丁寧に診察し、最適なトレーニングプランをご提案します。
早期の対策で、お子様の健やかな成長をサポートしましょう!
まとめ
お子様の成長に合わせたお口のケアは、健やかな発育を促す上で非常に重要です。また、近年増加傾向にあるポカン口は、お子様の成長や健康に悪影響を与える可能性があります。早期発見・早期改善が大切です。
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