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子どもの虫歯は生活習慣で防ぐ!今日から始めたい5つの予防習慣

こんにちは。長崎県諫早市の歯医者「諫早駅前歯科」です。

諫早 歯医者 子どもの虫歯予防 

「毎日歯みがきをしているのに、どうして虫歯になるんだろう?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?

実は、虫歯予防のカギは「歯みがき」だけではなく、日々の生活習慣にもあります。特に子どもの虫歯は、家庭でのちょっとした工夫や意識づけで大きく予防できるものです。

この記事では、保護者の方が日常生活でできる虫歯予防のコツを5つのポイントに分けて詳しくご紹介します。


1. 虫歯の原因は「糖」と「時間」にある

虫歯の主な原因は、ミュータンス菌と呼ばれる細菌です。この菌が、食べ物や飲み物に含まれる糖分をエサにして酸を作り出し、その酸が歯を溶かしてしまいます。

ここで重要なのは、「どれだけ甘いものを食べたか」ではなく、糖分がどれくらいの時間、口の中にとどまっていたかです。

✔ こんな習慣は要注意

  • 飴やグミなど、長時間口に残るお菓子をよく食べている
  • 食事以外でも頻繁に甘い飲み物を飲んでいる
  • おやつをダラダラ食べる

ミュータンス菌が食べ物や飲み物の糖分から酸を作り出すと口の中は酸性状態となってしまいます。賛成状態となった口の中は唾液の力(緩衝能)によって中性に近づけます。中性に近い状態のお口の中では少し溶けた歯は修復されます。これを再石灰化と呼びます。この再石灰化はすぐに起きるのではなく30分から40分の時間を要します。口の中が長く酸性状態になると、歯の再石灰化(修復)が間に合わず、虫歯が進行しやすくなってしまいます。

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2. おやつは「時間」と「種類」がカギ

おやつは子どもの成長にとって重要なエネルギー源ですが、与え方次第で虫歯のリスクにもなります。

おすすめの工夫

  • おやつは1日1~2回、時間を決めて与える
  • 甘い飲み物(ジュース・乳酸菌飲料など)は食事中に限る
  • 飴やグミよりも、噛んで終わるおやつ(おにぎり・干し芋など)を選ぶ

食べる回数や内容を整えることで、口の中が常に酸性になる状態を避けられます。お菓子を長い時間食べていたり酸っぱいグミやレモンジュースを飲んだ後などに歯がカシカシした感じがするのは歯が少し溶け始めていると起きる現象です。


3. フッ素入り歯みがき剤を年齢に合わせて使う

フッ素は、歯の表面を強くし、虫歯の進行を抑える成分です。市販の子ども用歯みがき剤にも多く含まれているので、年齢に合った量と濃度で活用しましょう。

日本小児歯科学会(2023年改訂)のフッ素使用目安

年齢使用量の目安推奨フッ素濃度(ppmF)
6か月〜2歳米粒程度(1〜2mm)1000ppm
3〜5歳グリーンピース大(約5mm)1000ppm
6歳以上歯ブラシの先端に1〜2cm1500ppm

使用後のうがいは軽く1回程度にとどめると、フッ素が口内にとどまりやすく効果的です。

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4. 歯みがきは“楽しい習慣”にすることがカギ

小さな子どもにとって、歯みがきは「面倒」「つまらない」と感じることが多く、毎日のケアがうまくいかない原因になることも。

そこで大切なのは、歯みがきを楽しく習慣づけることです。

歯みがきを習慣化するアイデア

  • 親子で一緒に鏡の前に立ってみがく
  • お気に入りの歯ブラシや歯みがき粉を使う
  • アプリやタイマーを使って、ゲーム感覚で歯みがき

最初は短時間でもかまいません。毎日同じ時間に歯みがきをする習慣ができることが大切です。


5. 保護者の「仕上げ磨き」で虫歯ゼロに近づける

6歳ごろまでは、子どもが自分でしっかり歯をみがくのはまだ難しく、特に奥歯や歯と歯の間は磨き残しが多くなります。

そのため、毎日の仕上げ磨きはとても重要です。

仕上げ磨きのコツ

  • 夜だけでもかまいません。必ず1日1回は仕上げ磨きを行う
  • 小さなライトを使って、奥までしっかりチェック
  • 歯と歯の間にはフロスも活用

諫早駅前歯科がおすすめする歯磨きグッズが紹介されている記事はこちら

お子様の歯磨き自信ありますか?


プロのサポートも活用しよう:歯科医院でできる予防ケア

家庭でのケアに加えて、歯科医院での定期検診や予防処置も大切です。

歯科医院でできる虫歯予防

  • フッ素塗布:高濃度のフッ素で歯を強化
  • シーラント:奥歯の溝を樹脂で埋めて、汚れがたまりにくく
  • 歯みがき指導:成長に合わせたケア方法をアドバイス


まとめ:虫歯予防は家族で取り組む「生活習慣」

子どもの虫歯は、正しい生活習慣と保護者のサポートで予防することができます。

  • 食べる時間とおやつの種類を意識する
  • 年齢に合ったフッ素を取り入れる
  • 歯みがきを楽しむ工夫をする
  • 仕上げ磨きを毎日続ける
  • 歯科医院で定期的なチェックを受ける

虫歯になってから治すのではなく、虫歯にならないように育てることがこれからのスタンダードです。

今日から、家庭でできることから始めてみましょう。


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