最近注目されている、歯周病と脳卒中の関係
脳卒中とは脳の血管がトラブルを起こす病気です。脳卒中は脳出血や脳梗塞などに分類されます。
歯周病は血液疾患や呼吸器疾患、その他全身に様々な影響を及ぼすことで知られていますが、特に最近は脳卒中との関連が注目されています。歯周病や虫歯を放置することで、歯茎などの傷から菌が血管の中に入り、心臓の弁に菌が付着すると感染性心外膜炎という病気になります。またその菌が血管を通して脳に流入して、細菌性の脳動脈瘤を作ることもあります。この脳動脈瘤は脳内の細い血管にできやすく、破裂しやすいという特徴を持っています。
歯周病は、動脈硬化の原因にも!
また歯周病は首の動脈の動脈硬化を引き起こす可能性も指摘されています。さらに、脳卒中の発症後は 麻痺や筋力の低下で歯磨きが難しくなることも多いです。歯周病対策は脳卒中の予防再発を防止する上でもとても重要になっています。
歯周病の原因菌が含まれる、グラム陰性菌の標本
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%99%B0%E6%80%A7%E8%8F%8C