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子どもの歯並びが気になる保護者の方へ
こんにちは、長崎県諫早市の歯医者 諫早駅前歯科です。

「子どもの歯並びが気になる」「将来、矯正治療が必要になるのでは?」と心配される保護者の方は多くいらっしゃいます。もちろん、歯並びには遺伝的な要素もありますが、実は日常生活の中で繰り返される“癖”や、舌・口唇などの口腔機能の発達状況が、歯並びに大きく影響することをご存じでしょうか。
諫早駅前歯科では、歯並びの問題を「見た目」だけで捉えるのではなく、その原因となる生活習慣や機能の発達に着目し、早期の評価と予防的アプローチを行っています。本記事では、歯並びに影響を及ぼす癖と、当院で行っている検査・サポートについて詳しくご紹介します。
歯並びに影響する“癖”とは?
お子さまの歯列や顎の成長に悪影響を及ぼす“癖”は、意外にも日常の中に潜んでいます。例えば以下のような習慣は、歯並びの乱れの原因になることがあります。
- 指しゃぶりや舌を前に出す癖(舌突出癖)
- 口呼吸やポカン口(無意識に口が開いている状態)
- 頬杖をつく・うつ伏せ寝・片側だけで噛むなどの姿勢習慣
- 舌で前歯を押す、頬の内側を噛むなどの無意識な癖
これらの習慣が長期間続くと、歯や顎に持続的な力がかかり、歯が移動してしまったり、顎の正常な成長が妨げられることがあります。
歯並びに影響する癖はInstagramでも紹介しています。

口腔機能の発達が歯並びに与える影響
歯並びや噛み合わせは、顎の骨だけでなく、舌や口唇、頬の筋肉などの「口腔周囲筋(こうくうしゅういきん)」の発達に大きく影響を受けます。これらの筋肉が正常に機能していないと、以下のような影響が生じる可能性があります。
- 舌圧が弱い → 正しい嚥下ができず、舌が前方に出てしまい出っ歯や開咬の原因に
- 唇を閉じる力が弱い → 口呼吸になり、舌の位置が下がりやすくなる(低位舌)
- 頬の筋肉の力が強すぎる・バランスが悪い → 奥歯の歯列を内側に押してしまう
こうした機能的なアンバランスがあると、いくら矯正治療で歯を整えても、再び元の位置に戻ってしまう「後戻り」のリスクが高まります。だからこそ、歯並びの根本的な原因を探るためには、口腔機能の評価が欠かせません。
当院で行っている評価とサポート内容
諫早駅前歯科では、見た目の歯並びだけでなく、その背景にある機能や習慣までを包括的に評価・支援するため、以下のような取り組みを行っています。
舌圧・口唇圧の検査
専用の器具を使って、舌や唇の筋力を数値化します。これにより、「飲み込みにくい」「口が閉じにくい」などの自覚がない問題も、客観的に把握できます。

MFT(口腔筋機能療法)
MFTとは、舌・唇・頬の筋肉をバランスよく使えるようにするトレーニング方法です。正しい舌の位置、飲み込みの仕方、口唇の使い方などを身につけることで、歯並びや噛み合わせの安定につながります。
習癖チェックと生活指導
指しゃぶりや頬杖、寝姿勢、食事の姿勢などを問診・観察を通じて確認し、ご家庭でできる改善ポイントを丁寧にアドバイスいたします。
いつから始めるべき?ベストなタイミング
「MFTや機能のチェックは何歳から受ければいいですか?」というご質問をよくいただきますが、一般的には、乳歯列が完成する3歳ごろから、小学校低学年(6〜8歳)までの間がとても重要な時期です。
このタイミングで癖や機能の問題に気づき、改善に向けたトレーニングを行うことで、歯列の発育を正常に導くことができる可能性が高まります。もちろん、年齢に応じて無理のないサポートを行いますので、気になることがあればいつでもご相談ください。
楽しくお子さまに合った家族で楽しみながらできるトレーニングをご提案させていただきます。
まとめ:歯並びと口腔機能の関係に早く気づくことが予防の第一歩
お子さまの歯並びを守るためには、「見えている歯」だけでなく、「見えない癖」や「口腔機能」に目を向けることがとても大切です。正しい機能を獲得することは、歯並びだけでなく、発音・嚥下・呼吸といったお口全体の健康にもつながります。
諫早駅前歯科では、単なる矯正相談にとどまらず、予防的な視点で口腔機能の発達を支援しています。
「うちの子、口が開きっぱなしだけど大丈夫?」
「舌の動きが気になる…」
そんな気づきがあれば、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
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歯並びと癖の関係 | 諫早駅前歯科
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