歯茎の色が気になります

歯茎は通常ピンク色をしています。しかし歯の下の歯茎が黒ずんだり、全体的に黒い縞模様がでる方がいらっしゃいます。その原因はいろいろありますが、大きな原因は『メラニンの沈着』です。メラニン色素と呼ばれる、皮膚にも沈着する色素が歯茎にも沈着します。

そのほかにも喫煙者はタバコに含まれるタールなどが原因で歯にもヤニが付きますし、歯茎も黒ずんできます。 喫煙者本人でない場合も、一緒に暮らすお子さんなど家族にも歯茎の黒ずむ人が多いようです。
また、金属の被せものや土台が歯に入っている場合、金属の色素が歯茎に移ってきたり、削った時の削りかすが歯茎の中に入って色が出ています。土台の
金属が歯茎を通して透けて見える場合もあります。

対処法としては、禁煙をする・色が濃いものの飲食後はなるべく水ですすぐということになります。 金属の歯茎への染み込みは色がついた歯茎を外科的に除去する必要があります。多くの場合は色素が奥のほうまで浸透しているので表面のみの処置では効果が出ないことが多いです。
金属が歯茎に透けて黒く見えているだけの場合は、土台を金属のものではなく樹脂のものに変えたり、セラミックの歯に変えることで改善できることもあります。

そのほかにも全体的な歯ぐきの黒ずみを除去する方法があります。ガムピーリングといい、薬液を使用して一度黒ずんだ歯茎を剥がし、新しいきれいな歯茎を取り戻す方法です。薬液を塗布するだけなので体への負担もありません。
処置回数は1回(30分ほど)で、1~2週間ほどできれいな歯茎に戻ります。

体験者の感覚としては、日焼けした後のような感じです。痛みというよりは1週間ほど歯茎がむず痒い感じが続きます。 もちろん個人差があるため痛みとして感じる方もいるかもしれません。上か下片方で5000円、上下で10000円で行っています。

ガムピーリングは歯茎のホワイトニングです。きれいになった状態を維持するには黒ずみの原因を考え対処しないときれいな状態を長く維持することはできませんのでご注意ください。