歯の色が悪いのは何が原因?

歯の色がわるいのにはいくつか原因があります。

一つはもとから色が黄色いということ。通常は人間の歯は少し黄色がかっています。
歯は大きく分けて、エナメル質と象牙質の2層の構造でできています。外側がエナメル質、内部が象牙質です。エナメル質は無色透明に近く、象牙質はやや黄色みがかっています。象牙質の色が透けて見えるため、少し黄色に見えるのです。

人によりエナメル質や象牙質の割合は違うので、色にも個人差が出てきます。加齢により外側のエナメル質はすり減り薄くなります。また内側の象牙質は加齢により密度が大きくなっていくので色は黄色くなっていきます。

他の原因としてはたばこのヤニや飲食物の色素の付着によるものです。飲食物は色の強いもの(代表的なものはお茶やコーヒーなど)が原因となります。これは歯科医院での着色除去によりとることが可能です。ちなみに市販されているホワイトニング効果がある歯磨き粉、これは基本的に着色を除去したり目立たなくさせる効果があり、歯の色自体を直接白くする効果というものはありません。

虫歯や歯石が原因で色が悪く見える場合もあります。また神経をとった歯は時間がたつと色が悪くなってきます。

歯が黄色くて気になるという方はホワイトニングも当院は行っています。ホワイトニングは大きく分けて、歯科医院にて行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングの2つがあります。

オフィスホワイトニングは歯肉を保護した後、専用薬剤(主成分:過酸化水素)を歯の表面に塗り、専用の機械で光を当て、短時間(30分~2時間程度)で歯のホワイトニングを行ないます。ホワイトニング用の機械が姉妹医院のふじた歯科(http://www.fujitashika.com/index.html)にありますので、そちらで当日はホワイトニングを行います。料金25000円で上下とも行います。(前歯が中心になります)

ホームホワイトニングでは医院にて歯のトレーをオーダーメイドで作製し、これと特殊な薬剤を使用してご自宅にてホワイトニングします。本来の歯よりも白くすることが可能です。ご自宅でにトレーにホワイトニング剤を入れていただき、1時間程装着していただきます。2週間から1ヶ月続けていただきます。片顎25000円で回数が2回ほどかかります。

歯の色が悪い原因によって処置も変わってくるので、一度歯科医院にご相談ください。