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【先生!この症状で困ってます】
不安なことがあるとネットで検索しますよね。
でもたくさんの情報があってなかなかわかりにくいです。
お口のよくあるトラブルについてお話をしていきます。あなたに起きている症状から考えられる状態とその対処方法についてお話しします。
《歯ぐきが腫れました》
〔考えられる原因〕
- 歯周病
- 歯の破折
- 歯の根っこの病気
はぐきの腫れと言ったら思い浮かぶのは歯周病
歯周病は3つの段階に分けることができます
- がんばれば健康な状態に戻れる状態
- がんばれば落ち着いた状態にできる状態
- 抜くしかない状態
歯周病の予防と治療に必要なことは細菌のコントロールと噛む力のコントロール
細菌のコントロール
はみがき
あなたにあった正しいはみがき方法を身につけてお口の中を清潔に保ちましょう
腫れがひどいときには抗生剤を使用しいったん細菌の数を減らし腫れをひかせることもあります。 これは一時的なもので原因が解決したわけではありません。 時間がたつと再び腫れてくることがほとんど歯医者さんで原因を解決してもらうことが必要です。
噛む力のコントロール
夜寝る時に使うナイトガードや歯ならびの矯正治療
噛む力は女性でも歯1本あたりに自分の体重を支えるくらいの力がかかっているといわれています。 ほとんどの人が自覚なく行っているといわれる夜寝ているときの歯軋りは長時間強い力がかかるので歯への負担はものすごく強いものとなります。その歯軋りや食いしばりによるダメージを軽減してくれるのがナイトガードです。
歯ならび治療は見た目を綺麗にするだけでなくあなたの歯を長生きさせるためにもとても重要な治療です。噛みにくいな、噛んでいない歯があるなと気になったら歯医者さんで相談してみましょう。
歯周病以外の歯茎が腫れる原因
歯の破折
歯が割れてしまうと治療法は抜くしかありません。
歯が割れている時には食べ物を噛むと強い痛みを感じることが多いです。部分的に歯ぐきが腫れていることがよくあります。
歯が割れやすいのは
- 歯の神経の治療をしたことがある人
- 歯の本数が少ない人
- 知覚過敏がある人です。
歯の破折は防ぐことができる現象です。歯医者さんに相談してみましょう。
歯の根っこの病気
歯とは少し離れたところにニキビのように腫れることが多いです。
一度神経の治療をした歯に多く起こります。特に子どもの歯で起こりやすいです。
子どもの歯の場合はタイミング次第では歯を抜くこともあります。
大人の歯の場合ではもう一度神経の治療を行うと良くなることがありますが歯の根っこの再治療の成功率は高くはありません。
抗生剤を飲むことで一時的に落ち着くこともありますが時間が経つと大きく骨がなくなり抜歯が必要となるケースや隣の歯にも影響する場合もあります。
歯周病の予防には定期的なメンテナンス
歯ぐきが腫れると抜歯につながることも少なくありません。早めの予防を心がけたいですね。
お口の中のトラブルは判断が難しいものが多く放置すると抜歯などにつながる場合も少なくありません。
きちんと歯医者さんに行って治療をしてもらってくださいね。
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長崎県の歯医者さん
諫早駅前歯科 院長 米山(こめやま)隼也人