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虫歯じゃなくても歯が欠ける?

虫歯以外でも歯が欠ける、溶けるって本当?

本当です。虫歯以外にも歯がかけたり溶けたりします。

虫歯以外の理由で歯が欠ける?

歯が欠けるのは強い力が加わった時です。わかりやすいのは喧嘩をしたり転んで顔をぶつけたりした時です。今回はそのような事故ではない多くの人に関係するお話です。

はぎしりくいしばり

噛む面(咬合面)がすり減るのはもちろんですが大きくかけるのは歯の根っこの部分です。

その部分に応力が集中し歯が欠けてしまうのです。

歯の根っこの部分が欠けるとどうなるの?

しみやすくなります。

知覚過敏という言葉をご存知でしょうか?歯がしみやすくなることを指す言葉なのですが、知覚過敏には歯ぎしりや食いしばりが大きく関係してます。

歯軋りや食いしばりで歯がしみやすくなる理由

  • 歯が摩耗し象牙質が露出する
  • 歯を支えている歯茎や骨が少なくなり歯の根っこが露出する
  • 歯の根っこの部分がかけてしまう

歯が欠けてしまったところはどう治療しますか?

歯科用のプラスチックをつめます。しかし自分の歯が欠けるくらいの強い力がかかっているので詰めたプラスチックも再度取れてしまうことが多いです。取れたら再度詰め直しましょう。

歯が欠けないようにするにはどうしたらいいですか?

原因のほとんどは寝ている時に起こる歯ぎしりや食いしばりです。この歯軋りや食いしばりを止めることはできませんのでこの時にかかる力を和らげるようにします。

ナイトガードと呼ばれる治療装置を使用します。

ナイトガードはマウスピースとも呼ばれ、上顎の歯形をとりピッタリとはめて使う装置です。

このナイトガードによって歯軋りや食いしばりの力を軽減し顎が動きやすいようにサポートをします。

歯を失う原因は1位と2位が虫歯と歯周病です。そして3位が歯の破折。歯が割れてしまうことが歯を失う原因の3位なのです。定期的にメンテナンスにかよっているかたは虫歯や歯周病で歯を失うことは少ないのですが歯の破折はやはり多いようです。

酸蝕症さんしょくしょう

虫歯は虫歯菌の出す酸によって歯が溶ける現象です。この酸蝕症は食べ物自体の酸で歯が溶けてしまうことを指します。お酢を毎日飲んでいる方などにおこってしまうものです。

この酸の力はすごく歯が溶けてしまうまではいかなくても虫歯になりやすい状況を作り出してしまうのです。飲み物や食べ物を選ぶときはその酸性度にも注目しましょう。酸性度の高いものを口に入れたらその食べ物を中和するお茶などでうがいをすると虫歯予防にもつながります。

妊婦さんなど嘔吐を良くしてしまう人は胃酸による酸蝕症にも要注意です。

最後に

このように虫歯以外にも歯にダメージを与えるものは日常に潜んでいます。

虫歯予防に加えて歯軋りや食いしばり、酸の予防も心がけて健康なお口を目指しましょう。

諫早駅前歯科 歯科衛生士 松本