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虫歯予防に効果的なフッ素の濃度知っていますか?

こんにちは長崎県諫早市の歯医者

諫早駅前歯科です。今回は虫歯予防に有効な歯磨き粉のフッ素に関する記事です。

新しくなった歯磨き粉のフッ素濃度の基準

歯磨き粉のフッ素濃度、2023年に変更になりました!

歯磨き粉には、虫歯予防に効果のあるフッ素が配合されています。フッ素は、歯のエナメル質を強化し、酸から歯を守る働きがあります。

諫早駅前歯科のブログで説明されている虫歯予防効果のある歯磨き粉のフッ素フッ化物の含有量の一覧表
年齢別のフッ素入り歯磨き粉のフッ素濃度と使用量を現した表。永久歯が生えてきたら大人と同じ濃度の歯磨き粉を使用できます。

なぜフッ素濃度が変更されたのか?

フッ素濃度が変更された理由は、近年の研究結果から、フッ素濃度が高いほど虫歯予防効果が高いことが明らかになったためです。

厚生労働省の調査によると、フッ素濃度が1000ppm以上の歯磨き粉を使用することで、虫歯のリスクが約25%低下することが示されています。また、フッ素濃度が1450ppmの歯磨き粉を使用することで、虫歯のリスクが約30%低下することが示されています。

フッ素の虫歯予防効果

フッ素には、以下の2つの虫歯予防効果があります。

  • 歯のエナメル質を強化する

フッ素は、歯のエナメル質の表面に結合して、酸から歯を守る働きがあります。

  • 虫歯菌の活動を抑制する

フッ素は、虫歯菌が酸を産生する酵素の働きを阻害する働きがあります。

フッ素濃度1450ppmの歯磨き粉の使用方法

フッ素濃度1450ppmの歯磨き粉は、1日2回、2分間ブラッシングするようにしましょう。

また、フッ素の効果をしっかり発揮するために歯磨き後のうがいは少量の水で1回までです。

注意点

フッ素濃度1450ppmの歯磨き粉は、子供が誤って飲み込んでしまうと、フッ素中毒になる可能性があります。そのため、子供が使用する場合は、必ず保護者の監督のもとで使用するようにしましょう。

まとめ

歯磨き粉のフッ素濃度の推奨基準が2023年に変更されました。適切な濃度のフッ素の歯磨き粉を使用し適切な量使用するようにしましょう。小さなころは歯磨き粉の量が少なく磨きにくく感じることもあると思います。

ワンポイントアドバイス

まずは歯磨き粉を使わずに歯についたプラーク(歯垢)を取り除きそのあとフッ素を塗り込むことを意識して磨く。2回の歯磨きをするとより効果的です。