こんにちは。長崎県諫早市の歯医者、諫早駅前歯科です。
虫歯や歯周病は、日本人が歯を失う主な原因として上位に入る病気です。どちらも初期段階では自覚症状がほとんどなく、痛みや腫れがある場合にはすでに進行しています。
その段階まで進んでしまうと、治療が長引くケースも少なくありません。
しかし、毎日のセルフケアに加えて、歯科医院での定期的な予防ケアを組み合わせれば、発症を防ぐことは十分可能です。
今回は「虫歯も歯周病も防ぐ口腔ケア習慣」をテーマに、今日からできる具体的な方法をご紹介します。

目次
虫歯予防と歯周病予防の基本を理解する
プラークによって引き起こされる虫歯
虫歯は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)内の細菌が糖を分解して酸を作り、その酸が歯を溶かすことで起こります。
具体的に言いますと甘いお菓子やジュースを頻繁に口にするような習慣がある場合には、口内が酸性状態に傾く時間が長くなり、虫歯リスクが急上昇します。
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歯周病の原因と進行
歯周病は、同じくプラークの細菌によって歯ぐきに炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまいます。
成人の多くがかかっていると言われ、痛みや腫れが出る頃には中度〜重度に進行していることが少なくありません。
両者の共通点は「プラークの蓄積」が原因であること。つまり、日々の歯磨きと歯科医院でのクリーニングが予防の柱です。
今日からできる虫歯・歯周病予防の口腔ケア習慣
1. 就寝前の歯磨きを最優先に
一日の中で最も大切な歯磨きは、夜寝る前です。なぜかというと就寝中は唾液の分泌量が減り、さらに飲食や会話などによるお口の中の流れもほとんどなくなるため、細菌が増えやすい環境になるからです。口腔内の細菌は倍々に増える性質があり、朝起きたときの「ネバつき」や「口臭」の原因にもなります。だからこそ、寝る直前に丁寧に磨いて、少しでも細菌の数を減らしておくことが、虫歯や歯周病予防に直結します。

2. フロス・歯間ブラシを毎日使う
実は歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは約6割しか落ちません。しかしフロスや歯間ブラシを上手に使えば、歯間のプラークをほぼ除去できます。虫歯や歯周病はこの部分から進行することが多く、少なくとも1日1回、特に就寝前の使用が効果的です。
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3. 舌クリーニングで口臭予防
舌の表面は細菌がたまりやすく、口臭や虫歯の原因にもなります。専用の舌ブラシや柔らかい歯ブラシで、奥から手前へ優しくなでるように清掃しましょう。舌ブラシはオエっとなるので苦手という人はいろんな舌ブラシを使ってみてください。いろいろな形がありますのであなたにあった舌ブラシが見つかるかもしれません。
4. 間食の回数を減らす
飲食のたびに口内は酸性になり、虫歯菌が活発になります。間食が多いと酸にさらされる時間が長くなるため、できるだけ回数を減らし、キシリトール入りガムや無糖ヨーグルトなど歯にやさしい食品を選びましょう。
5. フッ素入り歯磨き粉で歯を強化
フッ素は歯の再石灰化を促し、酸に強い歯を作ります。毎日の歯磨きでフッ素を取り入れることは、虫歯予防の基本です。大人も子どもも年齢に合った濃度を選びましょう。
→ 関連記事:虫歯予防に効果的なフッ素の濃度知っていますか?
セルフケアだけでは防げない汚れと歯のクリーニング
どれだけ丁寧に磨いても、歯石や着色は少しずつ蓄積します。歯石は硬く歯ブラシでは落とせず、放置すると歯周病菌の温床になります。
このため、歯科医院での定期的なプロのクリーニングが必要です。
理想的な検診間隔は2〜3か月に1回。専用器具で歯石やバイオフィルム(細菌の膜)を除去し、磨き残しをチェックすることで、口腔内を常に健康な状態に保てます。
予防歯科は全身の健康にもつながる
口の中の健康は、全身の健康と密接に関係しています。
歯周病は糖尿病や心疾患、早産などのリスクを高めることがわかっていますし、歯を失うことで噛む力が落ちると栄養バランスや認知機能にも影響します。
予防歯科は「歯を守るため」だけでなく、「健康寿命を延ばすため」の習慣でもあります。
諫早駅前歯科の予防歯科メニュー
当院では、一人ひとりの生活習慣やお口の状態に合わせた予防プランをご提案しています。
- 歯や歯ぐきの健康チェック
- 歯石・着色の除去(スケーリング・PMTC)
- 高濃度フッ素塗布
- 磨き残しの可視化とブラッシング指導
さらに、毎日のホームケアがより効果的になるよう、歯磨き粉や歯ブラシ、フロスなどのケアグッズもおすすめしています。
患者さまそれぞれに合った方法を一緒に見つけ、健康な歯を長く保てるようサポートいたします。
小さな習慣が未来の大きな差に
虫歯や歯周病は、症状が出てからの治療よりも予防が圧倒的に有効です。
今日からできる口腔ケア習慣を取り入れ、2〜3か月ごとの定期検診を続けることで、一生自分の歯で食べられる未来が近づきます。
「しばらく歯医者に行っていない…」と感じたら、それが予防を始めるサインです。
諫早駅前歯科と一緒に、健康な歯と笑顔を守っていきましょう。
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